１．筑後川における　有明鱸（シーバス）の重量と体長の比較統計

　　ここでは、上記期間中に重量と体長のデータが揃っている有明鱸（シーバス）　１９３個体について検証する。

　　Sample 193

　　　筑後川における有明鱸（シーバス）の大きさは季節変動などもありますが、
　　　現在のところ、上記サンプル数１９３個体を基準に考えると以下のように標準的個体が考察されます。
　　　
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　　５０ｃｍ　　　重量　１．２ｋｇ
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　　６０ｃｍ　　　重量　２．０ｋｇ
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　　７０ｃｍ　　　重量　３．０ｋｇ
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　　８０ｃｍ　　　重量　４．０ｋｇ
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　　９０ｃｍ　　　重量　６．３ｋｇ
　　　　　有明鱸（シーバス）　体長　１００ｃｍ　　　重量　９．０ｋｇ

２．筑後川における場所による有明鱸（シーバス）の個体差比較

　　（１）佐賀県側　筑後大堰下流域　　平均　６８．４ｃｍ　２．７ｋｇ　（サンプル数：　９７個体）
　　（２）福岡県側　筑後大堰下流域　　平均　７１．６ｃｍ　３．３ｋｇ　（サンプル数：　９６個体）
　　（３）全体　　　　筑後大堰下流域　　平均　７０．０ｃｍ　３．０ｋｇ　（サンプル数：１９３個体）

３．筑後川における潮汐による有明鱸（シーバス）への影響比較

　　（１）佐賀県側　筑後大堰下流域　　　（サンプル数：　９７個体）

佐賀県側	大潮	中潮	小潮	長潮	若潮
上げ潮　↗	３	２６	１３	２	１６
下げ潮　↘	９	１９	５	２	２

　　（２）福岡県側　筑後大堰下流域　　　（サンプル数：　９６個体）
　　　　　

福岡県側	大潮	中潮	小潮	長潮	若潮
上げ潮　↗	３	４	８	４	０
下げ潮　↘	１３	２９	１０	３	２２

　　（３）全体　　　　筑後大堰下流域　　　（サンプル数：１９３個体）
　

全体	大潮	中潮	小潮	長潮	若潮
上げ潮　↗	６	３０	２１	６	１６
下げ潮　↘	２２	４８	１５	５	２４